教授にきいた・・・ コスメの科学

化粧品の商品開発を十数年、現在は大学で『化粧品学』の講義なんかを担当してます。化粧品の研究者がどんなことを考えながら化粧品を作っているのか、お伝えできれば嬉しいです。 著書:『教授にきいた・・・ コスメの科学』『化粧品・医薬部外品・医薬品のための界面化学』(フレグランスジャーナル社)

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セラミドに着目したスキンケアが広がって、私などは、ケアの基本は天然保湿因子+セラミドで決まり!と思い込んでいました。ところが、またまた新しい保湿のテクノロジーが現れたのです!   角層には「フィラグリン」というタンパク質があって、これから天然保湿因子が作ら

さて、こうして、角層の細胞間脂質の中でも、「セラミド」という油が重要だということが分かったわけですが、これをコスメの世界に実用化するのもなかなか一苦労でした。   まず、天然に存在するセラミドは品質が安定しなかったり、極端に高価だったり・・・。当時はスキンケ

角層の細胞間脂質の中でも、「セラミド」という油が重要だということは、なんと、食器用洗剤の研究をするうちに、発見されたのでした。   そのころ、主婦の手荒れが問題となっていて、その原因をさぐる研究が盛んに行われていました。多くの研究者たちは、当時の皮膚科学

そんな保湿の世界に革命がおこったのは1980 年代だった。この頃、本格的な皮膚の科学的研究が加速して、皮膚の最表面の角層について研究が進み、この日焼けするとペリペリと剥ける薄~い皮が皮膚中の最重要の器官であることが明らかになったのだ!   Elias は、角層がレン

そもそも、われわれの皮膚には、化粧品でケアをしなくても、大切な水を失わずに保つための仕組みが幾つか仕込まれている。その名も「天然保湿因子」だ。   皮膚の最表面に存在する薄い膜、角層には、セリン・グリシン・アラニン・ピロリドンカルボン酸などのアミノ酸、乳

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