教授にきいた・・・ コスメの科学

化粧品の商品開発を十数年、現在は大学で『化粧品学』の講義なんかを担当してます。化粧品の研究者がどんなことを考えながら化粧品を作っているのか、お伝えできれば嬉しいです。 著書:『教授にきいた・・・ コスメの科学』『化粧品・医薬部外品・医薬品のための界面化学』(フレグランスジャーナル社)

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2020年05月

そもそも、われわれの皮膚には、化粧品でケアをしなくても、大切な水を失わずに保つための仕組みが幾つか仕込まれている。その名も「天然保湿因子」だ。   皮膚の最表面に存在する薄い膜、角層には、セリン・グリシン・アラニン・ピロリドンカルボン酸などのアミノ酸、乳

クリーム・ローションなどのスキンケア化粧品を選ぶとき、「保湿」は一番大事なポイントだ。口コミサイトの書き込みを見ると、「お肌がしっとりと潤って気に入りました!」みたいなコメントは、数えきれない!   この視点はあながち的外れではない。そもそも、皮膚の最も重

コロナ時代、コスメはどうなるんだろう?   この数か月のところでは、洗浄料の売り上げが伸びて、メイクがちょっと落ちたくらいだけど、長い目で見ると、この数年間が、ひとつの断層になるのではなかろうか?   1970年代・1980年代に始まった界面活性剤と皮膚のサイエン

ハンドソープがこれだけ注目されたのは、史上初なのではなかろうか?インフルエンザとか食中毒の流行る季節になると注目度が上がったりはしていたけれど、棚が空になったことは、ついぞなかった…。抗菌・抗ウイルス力にしても、確かめられていて、論文などで報告されているも

汚れを落としたり、クリームを作ったり、メイク用の顔料を分散したり・・・。たいていの化粧品には界面活性剤が入っている。この界面活性剤、学校で習うのは石けんくらいなのだけれど、実際には、何百種類もあって、それぞれに個性がある。   本来ならそれらすべての個性を理

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