教授にきいた・・・ コスメの科学

化粧品の商品開発を十数年、現在は大学で『化粧品学』の講義なんかを担当してます。化粧品の研究者がどんなことを考えながら化粧品を作っているのか、お伝えできれば嬉しいです。 著書:『教授にきいた・・・ コスメの科学』『化粧品・医薬部外品・医薬品のための界面化学』(フレグランスジャーナル社)

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2020年06月

美白のメカニズムはチロシナーゼ活性阻害だけではありません。   たとえば、キク科植物のカミツレのエキスは、「エンドセリンブロッカー」として働いてメラニン色素をつくれなくするといいます。紫外線を浴びると皮膚内のケラチノサイトからエンドセリンという物質が放出

美白剤を塗ると、どのようにして、シミ・ソバカスが防げるのでしょうか? 現在、化粧品に配合されている有効成分のうち、かなりのものが、われわれの身体の中でメラニン色素が出来上がるための必須成分「チロシナーゼ」の活性を阻害することで、いわゆる美白効果を示すといわ

クリームやローションを塗り続けるだけでしみ・そばかすを防ぐことができるというのは、なんだか不思議で、何週間かの間に、肌の色がだんだん明るくなったりすると、有効成分が肌色の素を壊してくれたような気がするかもしれませんが、ちょっと事情は違うようです・・・。美白の

化粧品の話なんかをしてると、美白に興味があって、肌を白くしたい、という方に、ちょくちょくお会いします。どうも、それは現代日本に限ったことではないようで、古代ローマでは肌を白くするためにロバの乳でパックをしたり、ミルク風呂に入ったりしたといわれています。ま

保湿コスメといえば「しっとり」!ということで、われわれの論文を紹介させてください。   「しっとり」って、ちょっと不思議な感覚で、辞書によると「適度に水分を含み、うるおいのあるさま」ということなのに、皮とか布とか、水を一滴も含んでいなくてもそんな感触にな

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