年に1~2回、高校にお邪魔して出前講義をさせていただくときがあります。もちろん、タイトルは『化粧品学』()お店で売られているひとつひとつの商品が、どんなサイエンス&テクノロジーに支えられているか、そんなお話をするのです。

 

そんな時、よく出る質問が「将来、化粧品の会社で働きたいのですが、どんなことを勉強すればよいのでしょうか?」みたいなの・・・。

 

これ、結構、困る質問だったりするのです。多分、生徒のみんなとか先生方が期待している答えは、生物とか化学だったりすると思われます。もちろん、生物・化学の専門家はたくさんいて、私自身も化学だったりするわけだけれど、商品開発の現場では皮膚の光学特性を解析する物理屋さんや、コスメ用のデバイスを開発する機械の専門家、視覚や香りを研究する心理学の専門家がいて、みんなで一つの商品を作っていたりするのでした。

 

むしろ、化粧品の学会とか展示会に行くと、ロボットとかデータサイエンス・VRの公演が人だかりになってたり・・・

 

まあ、「美」の世界を作るためには専門が何かなんてはっきり言ってどうでもよくて、いくつもの課題をクリアするために役立つものであればどんなことでも取り込んでいく、そんな雑食的なところがありまして、化粧品業界、結構、いい加減だったりします...

 

学生の皆さんは、どんなことでも興味のあることをとことん勉強して、就職のときにやっぱりコスメの研究・開発がしたい、となったら、ぜひ、この業界をのぞいてみてください。

どんな分野の勉強をしていても、何らかの形でチャンスはあると思いますよ。


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