液晶型が上市され、いわゆる「メイク落とし」というジャンルが誕生したあと、いろ~んなタイプのクレンジングが登場しました。固体の油脂が主成分で、落としにくいマスカラも一気に落とすオイルタイプが出たかと思えば、リビングでもさっと落とせるシートタイプ、潤いも守ってくれるリキッド・クリーム・ミルク、さらには泡だの固形だの・・・。

 

なんか、一般の人から見ると、同じようなのをたくさん出して~、みたいに見えますが、そこには新しい市場が誕生した興奮と、一日の終わりには、やっぱりメイクをきれいに落として、さっぱりして欲しい、という思いがあったように思われます。

 

あと、われわれ研究者の目線からみると、メイク落としの処方設計は面白い!例えば、「お風呂で使えるオイルタイプ」では、オイルの中にメイクの油が溶けこむとともに、お風呂場特有の水分も可溶化されたかとおもうと、最後のすすぎで一気に乳化!そして、さっぱりと洗いあがる、というドラスティックな相転移現象が皮膚の上で起こっていて、まさに、界面活性剤を使いこなせたかどうかが商品の評価に直結するのでした。そんなこんなで夢中で水と油と界面活性剤を混ぜて処方を作っていると、いつの間にか新しいバリエーションが生まれちゃったりするのです!

 

・・・なんて、昔の作り手の立場でメイク落とし大増殖のメカニズムについて解説してきましたが、久しぶりに各社のラインナップを眺めてみると、やっぱり、ちょっと種類が多すぎかな・・・なんて感じるのでした。


クレンジングオイルの市場と技術動向について



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