そもそも、われわれの皮膚には、化粧品でケアをしなくても、大切な水を失わずに保つための仕組みが幾つか仕込まれている。その名も「天然保湿因子」だ。

 

皮膚の最表面に存在する薄い膜、角層には、セリン・グリシン・アラニン・ピロリドンカルボン酸などのアミノ酸、乳酸、尿素などの保水性の高い物質が含まれている。

 

また、ときにテカリのもととなって嫌われる皮脂膜だが、ここにはトリグリ・ワックスエステル・遊離脂肪酸・スクワレンなど、さまざまな油脂が含まれている。この油の膜は保湿にはあまり貢献していないといわれていたけれど、トリグリが分解されてできたグリセリンが保湿に関与しているのでは??? なんて指摘もあったりするのだ。

 

そんなことで、天然保湿因子はむか~しから化粧品に配合されていた。なんでも、明治30年頃にはグリセリンやアルコールを配合した透明化粧水が生まれていたというし、肌荒れでお医者さんに行ったら、ベタベタのワセリンが処方された方は多いだろう。ワセリンみたいな油脂を塗ると、閉塞作用を示して皮膚からの水分の蒸散を抑制するという。

 

アミノ酸・乳酸・トリグリ・・・。食べても美味しい健康成分がわれわれの皮膚も守ってくれているのでした!


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