セラミドがらみの重要論文をひとつ・・・。1991年に花王の芋川らは東京女子医大と共同で、「アトピー性皮膚炎の角質層におけるセラミドの低下: アトピー性乾燥肌の病因因子?」という衝撃的な論文を発表したのでした。

 

この研究、ものすご~く単純で、アトピー性皮膚炎の患者さんとそうでない被験者の角層を採取して、その中のセラミドの量を薄層クロマトグラフィーで測ってみたら、患者さんのグループの方が少なかった、というもの・・・。

 

もちろん、アトピー性皮膚炎には、ダニ、ほこり、食べ物、はたまたストレスなど、いろーんな因子が関係していて、さまざまな要因が重なって起こるものと考えられています。また、数年前には、マウスを使った実験で、アトピー性皮膚炎は皮膚上の黄色ブドウ球菌を含む異常な細菌巣が関係していることが指摘されて、新しい要素が新たに加わったりしています。

 

そんなこんなで、単純化はできないのですが、数十年間の研究によってセラミドの不足が乾燥性敏感肌の原因の一つであることはしっかりと実証され、さまざまなスキンケアに利用されているのでした。

 

すべてのはじまりは、シンプルで力強いひとつの研究成果だったのです!

Decreased Level of Ceramides in Stratum Corneum of Atopic Dermatitis: An Etiologic Factor in Atopic Dry Skin?


アトピー性皮膚炎は皮膚の異常細菌巣が引き起こす




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