化粧品の話なんかをしてると、美白に興味があって、肌を白くしたい、という方に、ちょくちょくお会いします。どうも、それは現代日本に限ったことではないようで、古代ローマでは肌を白くするためにロバの乳でパックをしたり、ミルク風呂に入ったりしたといわれています。また、インドネシアの化粧品の国際会議に行ったら、ジャングルで採れるフルーツとか熱帯魚から美白成分を見つけました!的なおはなしのオンパレードでびっくりしたこともありました。

 

ということで、美白スキンケアのマーケットはず~っと成長していて、いまや2600億円を超えているとのこと!!! 確かに、クレンジングからスペシャルケアまで、美白をうたっているアイテムはドラックストア行くとた~くさんあります。

 

それだけ人気のあるコンセプトだけに、美白化粧品にはいろんな規制が設けられていて、例えば日本化粧品工業連合会の「化粧品等の適正広告ガイドライン」では、「原則」として「「美白」、「ホワイトニング」等は医薬品医療機器等法による効能効果ではない。従って、これらの文字を使用する場合は承認を受けた効能効果や化粧品で定められた効能効果の範囲で表現し」なければならない、とバシッと書かれているのでした。

 

・・・そう、実をいうと「美白」、「ホワイトニング」は日本の法律上は効果効能としては認められていないのでした!だから、「肌本来の色そのものが白くなる」とか「できてしまったしみ、そばかすをなくす」みたいなことは、化粧品の広告では主張できません。

 

えっ、じゃあこれまでに払ってきたお金は何だったの???って気持ちにもなりますが、よくよくガイドラインを読んでみると、「メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ」とか「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」はOKだとのこと・・・。ようは、既に日焼けしてしまった肌を白くしたり、できてしまったシミ・ソバカスを消すことはできないけど、これからできるのを防ぐことはできますよっていうことなのでした。

 

なんか、屁理屈で丸め込まれたような気もするのですが、実際に、美白化粧品の有効成分が皮膚に及ぼす作用を考えてみると、工業会のガイドラインはもっともだなあ、なんて納得してしまうのでした。

 

では、美白のテクノロジー、ちょっとのぞいてみましょう!


化粧品等の適正広告ガイドライン



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